「岩手農研発」のいちご高設栽培に取り組む仲間が増えています

ページ番号2005934  更新日 令和4年11月15日

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 陸前高田市の「アグリランド高田」では、平成23年から南部園芸研究室が開発した「閉鎖型高設栽培システム」を用いたいちごの促成栽培に取り組み、ほぼ目標とする収量を確保するなど、このシステムの実用性が実証されました。

 「アグリランド高田」での実証結果をもとに現地検討会などを開催し、多くの農家の方々にこのシステムを紹介したところ、平成24年度は新たに陸前高田市と大槌町の2ヵ所でこの技術に取り組むこととなりました。

 栽培されている品種は、陸前高田市では「さちのか」、大槌町では「紅ほっぺ」と「さがほのか」で、いずれも9月中旬にはいちご苗の定植が完了し、順調に生育しています。特に大槌町ではすでに開花が始まっており、11月には初収穫を迎える見込みです。

 初めてのいちご栽培の不安を払しょくし成功を納められるよう、これからも関係機関と連携しながらきめ細かなアドバイスを行っていきます。

  • いちごの生育状況の写真

    いちごの生育状況(大槌町:60坪)
    撮影日:平成24年10月12日、品種:「紅ほっぺ」「さがほのか」

  • 木骨ハウスのいちごの生育状況の写真

    いちごの生育状況(陸前高田市:100坪)
    撮影日:平成24年10月12日、品種:「さちのか」

(企画管理部農業経営研究室 主査専門研究員 山田 修)

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