病害を見分ける眼力を養う ~「トウモロコシ病害研修」に参加しました

ページ番号2005946  更新日 令和4年11月15日

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 平成24年9月5日、東北地域牧草・飼料作物優良品種選定ネットワーク注)が主催する「トウモロコシ病害研修」に参加しました。今回の研修は、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構・畜産草地研究所那須研究拠点(栃木県那須塩原市)で行われ、2時間の中でトウモロコシの病害に関する座学から実地観察までをこなす、という濃密なものでした。

 本年度から畜産研究所に配属となって、「トウモロコシ市販品種の特性比較」という課題を担当することになり、病害に対する抵抗性を正確に評価していかなければならない、そうした立場に置かれた私にとって、まさしくタイムリーな研修でした。実地観察では、一見「ごま葉枯病」の病斑と見間違う斑点が、実はカメムシによる吸汁害跡であるなど、多くのことを教えていただき、今後、業務を進める上で、とても有意義な研修となりました。

注)東北地域牧草・飼料作物優良品種選定ネットワーク:東北六県に所在する国および各県の試験研究機関が広域に連携して、牧草・飼料作物の新品種の東北地域への適応性を、共通の試験手法を用いて迅速に評価することを目的として設置している。

  • 飼料用トウモロコシ「ごま葉枯病」の病斑の写真

    飼料用トウモロコシ「ごま葉枯病」の病斑

  • カメムシによる吸汁害の跡の写真

    「ごま葉枯れ病」に似たカメムシによる吸汁害の跡

(畜産研究所家畜飼養・飼料研究室 主任専門研究員 佐藤 まり子)

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