都会っ子の悩みは地名と方言? ~ 次代の黒毛和種の改良を担う“研究室初”の新人

ページ番号2006055  更新日 令和4年11月21日

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 種山畜産研究室は、研究員職員5名と事務職員1名の合計6名で、「高能力な黒毛和種種雄牛の造成と凍結精液の生産・供給」を目的として “いわて和牛改良増殖対策事業”に取り組んでいます。そして、造成した種雄牛の遺伝的産肉能力把握のための調査・研究も行っています。

 平成23年度、当研究室が設置されて以来、初めて「新採用職員」として配属された、大﨑 翔(おおさき・つばさ)技師を紹介します。

 大﨑技師は、黒毛和種の種雄牛候補を県内雄子牛の中から選抜する「選抜会」と、選抜した種雄牛候補の発育や飼料利用性を調査する「黒毛和種産肉能力検定(直接法)」を担当しています。県内の黒毛和種繁殖雌牛飼養農家、関係機関団体と協力しながら取り組んでいますが、東京都出身である大﨑技師のもっぱらの悩み(課題)は、「県内の地名を覚え、方言に早く慣れること(本人談)」とのことです。

 4月の赴任当初は不安げな表情でしたが、4ヵ月半が経った今では「一端(いっぱし)」の研究員らしい表情となり、直接検定牛(以下、直検牛)の状態観察と次期直検牛のリストアップや子牛市場成績の取りまとめなど、新人ながら担当業務を着実にこなしており、今後の活躍が大いに期待されます。

  • 精液性状検査の研修中の大崎技師の写真

    精液性状検査の研修

  • 牛の測尺の所内研修中の大崎技師の写真

    牛の測尺の所内研修中

(畜産研究所種山畜産研究室 次長兼種山畜産研究室長 菊池 雄)

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