田んぼの除草は適期を見逃すな! ~ 効率的な除草に努めましょう
田植えも一段落し、除草剤も適期に散布できたでしょうか?平成23年は5月上旬が、やや低温気味で推移し、ノビエ発生はやや遅れましたが、5月中旬以降には気温が回復し、ノビエの生育が進みました(下表参照)。

(農業研究センター内 無防除ほ場)
もしかしたら、除草剤散布が遅れて雑草を残してしまったほ場があるかもしれません。その場合には、草の種類に合わせて除草剤を散布しましょう。
クリンチャーバスME液剤はノビエ4葉期(シズイは草丈30cm)までに、ワイドアタックSCはノビエ5葉期(クログワイ又はオモダカは草丈20cm)までに、バサグラン粒剤(または液剤)はシズイ草丈30cm(ノビエに効果なし)までに、適期を逃さず散布する必要があります。
また、1年のみでは防除が難しい雑草(写真参照)も、例年より早めに発生してくる可能性がありますので、雑草の種類を判定して効果的な除草に努めましょう。
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クログワイ
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シズイ
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オモダカ
最近増加している水田の難防除雑草
(技術部作物研究室 主査専門研究員 日影 勝幸)
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