六尺の 身を持て余す ぶどう棚 ~ 復活・果樹研究室に“大型”新人現る

ページ番号2006068  更新日 令和4年11月21日

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 平成22年度までは、園芸研究室として果樹、花き、野菜の3チームでの研究体制でしたが、平成23年度から組織の見直しにより果樹チームが独立し、「果樹研究室」が復活することになりました。室長と3名の研究員に加え、旧来の果樹研究室から数えて約10年ぶりに“大型”新人が配属され、充実した研究体制が整ったところです。

 その“大型”新人、田口礼人(たぐち・よしひと)技師は、ぶどうの育種および栽培試験を担当することとなりました。着任早々、前任者が残していった剪定作業をいきなり任され、加えて、東日本大震災の被災地支援業務にも対応と、目まぐるしい日々を送りながらも、県職員生活を順調に(?)スタートすることができたようです。

 ……え、どこが“大型”新人なのか、状況が良く伝わっていない?あっ、そうそう。当センターのぶどう棚の高さは、約1.8メートルありますが、枝の重みで天井は低くなります。田口技師は、身長181cmと棚の天井よりも背が高いため、ぶどうの剪定は、常に腰をかがめながらの作業となります。不自然な体勢での慣れない作業は、“大型”新人にはかなり辛い状況のはず。それでも、上司や先輩研究員からの言葉には、いつでも「ハイ!」という素直な返事が帰ってきます。

 初心を忘れず、どん欲に知識を吸収する“大型”新人・田口さんの今後に、研究室一同大いに期待しているところです。

  • 田口技師の写真

    「“大型”新人の田口礼人です」
    緊張した面持ちが初々しいですね

  • ぶどうの枝を剪定中の田口技師の写真

    「この枝、切るべきか切らざるべきか…」
    真剣にぶどうの樹と向き合う田口技師

(技術部果樹研究室 果樹研究室長 小原 繁)

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