「親ちゃんのラボ日記」(1)~ 被災者支援業務を通して決意を新たにしました!!
皆さん、初めまして。新採用職員として病理昆虫研究室に配属となりました、熊谷親一(くまがい・しんいち)といいます。前回の記事で予告させていただきましたが、今後数回にわたり、私が担当する課題を中心に研究業務等の取り組み状況について、このコーナーでご紹介したいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
さて、今回は、新採用から1ヵ月が経過した中で最も印象深かった、東日本大震災の被災者支援業務に従事したことについてご紹介します。
農業研究センターに着任して間もない平成23年4月12~13日、被災者の皆様にお届けする支援物資の搬送作業に参加しました。被災地からの要望に沿って食料品や、衣類・洗剤などの生活用品等を仕分けし、トラックに積み込むものです。当日は、21時~翌朝9時まで徹夜の勤務となりましましたが、他の職員や関係者の皆さんとともに、被災地へ少しでも早く多くの物資が届くよう、必死に作業にあたりました。
この業務は、被災地から離れた滝沢村の産業文化センターでの後方支援でしたが、全国各地から寄せられた支援物資が所狭しと納められた光景を目の当たりに、全国の皆様のご厚意を直に感じることができました。
また、5月1日には、大船渡市内の避難所において、被災された皆さまへの義援金交付手続きの受付を手伝わせていただきました。被災された皆様と直に接し、家族や家を失った方が疲れ切った表情で、「早く元の生活に戻らないかと思っている」と言われているのをお伺いし、できるだけ手続きが滞りなく進むよう努めました。
新採用1ヵ月を振り返ってみて、現在は、自分の仕事を一生懸命こなすことの大切さを、これまで以上に強く感じています。私の仕事は、水稲病害に関する試験研究です。沿岸地域を含む本県の稲作を、より良いものにしていくことを通して復興のお手伝いができるよう頑張ります。

「岩手産業文化センター(アピオ)」
写真提供:岩手県商工労働観光部経営支援課
(環境部病理昆虫研究室 技師 熊谷 親一)
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