「復興いちご」は収穫真っ盛り! ~ 成果報告会&試食会を開催しました

ページ番号2006006  更新日 令和4年11月18日

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たわわに実った「復興いちご」の写真
たわわに実った「復興いちご」

 平成24年1月20日、陸前高田市の「川の駅よこた」で岩手県農業研究センター「震災復旧・復興支援プロジェクトチーム」の活動成果報告会を開催しました。また、同日は沿岸地域農業の復興対策実証(いちごの高設栽培を有限会社アグリランド高田で実証)で栽培中のいちごの収穫盛期に合わせ、沿岸地域の農家の方や関係機関・団体を対象に、現地検討会と”復興いちご”の試食会を併せて開催しました。

 成果報告会では、平成23年に除塩を実施し作物栽培に取り組んだ結果や、平成24年度の作物栽培に向けた注意点などについて説明しました。いちごの現地検討会では、はじめにアグリランド高田の畠山修一社長から「このシステムは、構造がシンプルで肥料設計や収穫作業も楽だし、いちごの味も土耕と遜色ないね」との評価をいただきました。

 その後、参加者にたわわに実った果実を試食していただき、高品質ないちごが収穫できることを実感していただくとともに、沿岸地域に適した作物であることを再認識していただきました。「甘くておいしい!」と、参加者からの評判も上々で、平成24年1月26日に盛岡で開催された「三陸の食を楽しむ夕べ」でのデザートにも利用されました。

 本年の冬は沿岸地域でも冷え込みが厳しいですが、春まで確実に高品質ないちごが収穫でき、沿岸地域の園芸が再興するよう支援して行きます。

  • 成果報告会の様子の写真

    成果報告会の様子

  • 現地検討会でもぎたてのいちごを試食中の写真

    いちご現地検討会ではもぎたてのいちごを試食

(技術部南部園芸研究室 主査専門研究員 山田 修)

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