「親ちゃんのラボ日記」(4)~ 2011年を振り返って

ページ番号2006015  更新日 令和4年11月18日

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 みなさん、お久しぶりです。前回からだいぶ間が開いてしまいました。2011年10月1日に、正式採用となりました熊谷です。4月からの半年間は「試用期間」ということで、公用車の運転はさせてもらえませんでしたが、正式採用を機にようやくお許しが出たので、圃場への移動や出張の際に“初々しい”運転ぶりを披露しています。

 前回は、葉のいもち病の調査の様子をレポートしました。その後、9月中旬には穂に発病したいもち病の調査を行いましたが、調査に時間がかかってしまい、ずいぶんと先輩方に助けていただきました。

 この一年を振り返ってみると、「一番印象深いことは?」と聞かれても、なかなか一つに絞り切れないほど、いろいろな経験をしてきたように思います。その中でも、着任早々の震災対応業務のことは忘れられません。山積みにされた支援物資から感じた全国の皆様からの善意、被災地の瓦れきの山、被災者の方々の表情など、多くのことが今でも強く心に残っています。

 研究業務では、2011年に行った試験は、取りまとめの段階に入り既に成績を発表したものもあります。他県の試験場の方や、農薬メーカーの方が多数出席される中で、農薬の委託試験の成績を発表をした時は、とても緊張しましたが、同時に、自分が担当した試験の結果を発表することで達成感が得られました。

 2012年、新しい年を迎え気持ちも新たに、現在はイネの育苗期に発生する病害の防除試験に取り組んでいます。相変わらず試行錯誤の日々ですが、頭を柔らかくして、一つ一つ課題をクリアしていきたいと思います。

穂いもちの調査で稲穂を観察する熊谷技師の写真
穂いもちの調査で稲穂を観察する熊谷技師

(環境部病理昆虫研究室 技師 熊谷 親一)

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