ナタネで耕作放棄地の有効活用を ~「東北ナタネセミナー」が開催されました

(撮影日:2011年9月9日)
プロジェクト推進室では、独立行政法人東北農業研究センターと共同で、現在ナタネの湿害軽減播種技術の開発注)を進めています。
平成23年11月10日、「平成23年度東北ナタネセミナー」(主催:東北農業研究センター)が、雫石町で開催されました。当日は、60名以上の参加者が集まり、雫石町の転換畑や西和賀町の耕作放棄地での作付け圃場の視察と成果発表会が行われました。現地視察を行った雫石町の転換畑圃場は、当センターが実証試験を担当しており、成果発表と併せ当センターが開発中の「畦立て同時播種技術」をPRする良い機会となりました。
ナタネは、国の施策でも増産がうたわれていますが、地域に定着させるためには、生産物(油や副産物)の流通・消費ルートが確立される必要があります。今後は、品種開発や栽培・加工調製の技術面のみならず、経営面からのアプローチや、生産者・実需者を含め一丸となった取り組みが重要になります。
注)事業名:新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業
課題名:「耕作放棄地を活用したナタネ生産及びカスケード利用技術の開発」
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雫石町現地実証圃場の生育の状況
(撮影日:2011年11月10日) -
西和賀町での現地視察の様子
(撮影日:2011年11月10日) -
講演発表会の様子
(撮影日:2011年11月10日) -
ナタネ油の試作商品
(撮影日:2011年11月10日)
(プロジェクト推進室 上席専門研究員 高橋 昭喜)
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