稲でも、麦でも、大豆でも ~ 中山間地域対応型汎用コンバインの適応性は?
プロジェクト推進室では、中山間地域に対応した小型の汎用コンバインの現地モニタ試験を、遠野市で実施しています。このモニタ試験は、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター(以下、「生研センター」)と農機具メーカーが共同開発した機械を、実際に農家で体験使用してもらうもので、実用化へ向けての最終仕上げの段階といえます。
注)実施事業名:農業機械等緊急開発事業(通称:緊プロ事業)
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機構および性能 |
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この汎用コンバインが集落に1台あれば、コメ、ムギ、ダイズ、ソバ等の収穫が可能となります。平成23年10月6日には、遠野市で生研センター等の主催で現地検討会が開催され、全国各地から70名近い参加者が集まり、試作実演機を見たりしながら見聞を広めました。
プロジェクト推進室では、現地での稼働状況や聞き取り調査、独自の性能調査等を進めており、他県に先がけて実用化に必要な情報収集できると期待しています。
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水稲を収穫する中山間地域対応型汎用コンバイン(於・遠野市)
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平成23年10月6日の現地検討会の様子
あいにくの雨で実演は中止に
(プロジェクト推進室 上席専門研究員 高橋 昭喜)
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