続・“復興イチゴ”でXmasケーキを飾る ~ イチゴの開花いよいよ始まる!

ページ番号2006021  更新日 令和4年11月18日

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 当センターで実施している沿岸地域農業の復興モデル対策実証圃(イチゴ)について、前回の記事で紹介しましたが、実証しているイチゴが開花を始め(平成23年11月2日に確認)、12月中旬頃から収穫できる見込みです。実証圃で栽培しているイチゴは「さちのか」という品種で、糖度が高く食味が良いため沿岸地域をはじめ県内で広く栽培されています。
 
 実証圃で導入している高設ベンチは、当センターが開発した「閉鎖型高設栽培システム」で、従来の高設栽培装置で問題となっていた廃液を出さないことが特徴です。さらに、培地には粉砕した県内産の杉樹皮を利用するなど、地域資源を活用しながら低コストで環境への負荷を低減することができます。

 今後は、クリスマスからゴールデンウィークまで長期間にわたって生産・出荷が継続されるよう、電照に加えて培地の加温も行います。この岩手型復興モデルの状況については、収穫最盛期に見学会を開催する予定です。次回のレポートにご期待下さい。

  • イチゴの栽培状況の写真

    イチゴの栽培状況
    撮影日:平成23年11月10日

  • 開花したイチゴの写真

    開花の状況
    撮影日:平成23年11月10日

(技術部南部園芸研究室 主査専門研究員 山田 修)

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