雑穀+葉たばこの輪作で“Win-Win” ~ 雑穀の雑草対策と葉たばこ立枯病軽減

ページ番号2006023  更新日 令和4年11月18日

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 二戸地方における葉たばこ生産は、平成22年度には栽培農家数約900戸(県内シェア、約48%)、栽培面積約840ヘクタール(同、約62%)、販売実績約33億円(同、約65%)を誇る県内屈指の産地ですが、連作に伴う立枯病の激発で減収や品質低下が著しく、更には、喫煙人口の減少等から廃作・減作を余儀なくされています。本年度、生産農家に実施したアンケート結果によると、「立枯病対策については、今後輪作を進めていきたい」との意向が強いことが判りました。

 一方、二戸地方は、無農薬栽培による雑穀の産地です。そこで平成23年度から、県北広域振興局と連携して、雑穀の雑草対策と葉たばこの立枯病対策をねらいとした「雑穀と葉たばこを組み合わせた輪作体系確立」に向けた試験を実施しています。3年3作の試験のため、輪作による“Win-Win”効果が現れるのは平成24年度以降になりますが、次の情報をお楽しみに!

  • 葉たばこ定植後の様子の写真

    葉たばこ定植後の様子
    撮影日:平成23年6月21日

  • 葉たばこ-雑穀-大豆の生育状況の写真

    葉たばこ-雑穀-大豆の生育状況
    撮影:平成23年7月26日

(県北農業研究所作物研究室 主査専門研究員 中西 商量)

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