おいしい豆腐ができるかな? ~ 豆腐用大豆の有望系統「東北166号」

ページ番号2006024  更新日 令和4年11月18日

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収穫期を迎えた「東北166号」の株の写真
収穫期を迎えた「東北166号」

 岩手県で栽培されている主な豆腐用の大豆は「ナンブシロメ」や「リュウホウ」ですが、食味に対する消費者ニーズの変化から、収量性に加えて加工適性がより優れる品種が、生産者や加工業者から求められています。

 当センターでは、大豆の品種育成地(独立行政法人 東北農業研究センター等)から配布される有望系統を栽培し、収量性、品質、病害虫の発生程度や加工適性(豆腐、納豆など)を調査し、県として栽培を奨励する大豆の品種を選定しています。

 平成23年度の供試系統の中では、「東北166号」が既存の品種より多収で粒が大きく品質も良好なことから、奨励品種候補として期待しているところです。今後、「おいしい豆腐ができるのか」という更なるハードルをクリアーするため、豆腐に加工し食味試験を実施していきます。

既存品種との種子の比較写真
「東北166号」(写真中央)は粒大が大きく、外観品質も良好です

(技術部作物研究室 専門研究員 伊藤 信二)

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