ジワリと効いて収量アップ ~ 大豆小畦立て播種栽培での深層施肥試験
プロジェクト推進室では、大豆小畦立て播種栽培技術を利用した、深層施肥試験に取り組んでいます。深層施肥とは播種するときに、種子よりも20cm程度深い土中に肥料を播いておき、大豆の根粒の働きが弱まる生育後半の時期に、効果的に肥料を効かせるための技術です。
土中に肥料を播くための仕組みは、小畦立て播種機のチゼルの先端部分を加工し、肥料ホッパからのノズルを差し込んで肥料を落とします。平成23年の試験では尿素を使用しましたが、他県では緩効性肥料や石灰窒素を使用している事例もあります。
深層施肥を行った大豆は、生育当初から葉色も濃く、主茎長も長くなりました。収量や品質の調査はこれからですが、着莢数も多く、収量アップが期待されます。
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深層施肥のイメージ
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深層施肥ノズル(円内)

(プロジェクト推進室 主査専門研究員 渡邊 麻由子)
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