りんどう育種家の社交場 ~「第2回園芸育種研究会・りんどう部会」開催

ページ番号2006041  更新日 令和4年11月18日

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 現在、岩手県内各地で個人や団体による、りんどうのオリジナル品種の開発が行われています。その取り組みを一層推進するため、平成20年度に「岩手県園芸育種研究会」が設立され、品種開発に関する研修会などを行ってきました。平成23年9月2日、本年度第2回目の園芸育種研究会(りんどう部会)が、当センターを会場に開催されました。

 はじめに最新技術の紹介が行われ、会員から要望のあった「りんどうの超低温保存法」について、当研究室の星主査専門研究員が報告しました。液体窒素を利用したこの保存法は、停電の影響を受けないことから、オリジナル品種を持つ会員にとっては有益な情報となったようです。

 次に、財団法人岩手生物工学研究センターの中塚主任研究員から、りんどうの品種識別技術と花色判別DNAマーカーの活用について報告があり、最先端の新技術として関心が寄せられていました。その後、当センター内のりんどう育種圃場を見学し、晩生の有望系統親株など開花状況を観察しながら、育種の際の交配や選抜について活発な情報交換が行われるなど、充実した研究会となりました。

  • 研究報告会の様子の写真

    研究報告会の様子

  • 圃場見学の様子の写真

    圃場見学で説明する藤原花きチーム長(写真左)

(技術部野菜花き研究室 主任専門研究員 赤坂 志保)

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