それは紅く、甘い宝石のように ~ いわてオリジナルぶどう品種「エーデルロッソ」が収穫期を迎えました

ページ番号2006129  更新日 令和4年11月25日

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 技術部園芸研究室(果樹チーム)では、岩手県の気象条件に適し、耐寒性が強く、食味が良い大粒のぶどう品種「岩手3号」を開発し、平成22年7月に「エーデルロッソ」として品種登録出願(出願番号:24975号)を行いました。

 「エーデルロッソ」は、果皮が赤色で甘みが強く果汁が多いのが特徴です。本年は、4月の低温の影響により発芽期が平年より1週間程度遅れ、生育が心配されました。しかし、夏期の好天により、収穫期は平年より5日程度早く、センター内では9月14日から収穫を開始しました。高温の影響が心配されましたが、着色は良好で糖度(Brix)は平均20度以上となり、例年以上に甘いぶどうに仕上がりました。

 当研究室では、「エーデルロッソ」の省力的な栽培方法や、種無し果実の生産方法の研究を、更に進めていく予定です。

  • 「エーデルロッソ」の果実の写真

    「エーデルロッソ」の果実
    (撮影日:平成22年9月13日)

  • 「エーデルロッソ」の収穫作業の様子の写真

    「エーデルロッソ」の収穫作業
    (撮影日:平成22年9月14日)

(技術部園芸研究室 主任専門研究員 大野 浩)

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