小畦立て播種機の改良は続く ~ 大豆の湿害回避播種技術の検討(2)

ページ番号2006130  更新日 令和4年11月25日

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 大豆小畦立て播種技術は、簡単な機構で安定して生育初期の湿害を回避できることから、岩手県内における導入面積は1,000ヘクタールを超え、さらには県外でも東北を中心に広く普及しつつあります。当センターの現地実証ほも、平成17年から設置して平成22年で6年目を迎えました。本年の実証ほは、生育も順調で10アールあたり250kg以上の収量を期待できます。

 小畦立て播種機は、年々オプションを増やすなど少しずつ改良を重ねて来ましたが、本年は場内で、密条用小畦立て播種試験や播種条直下サブソイラーの効果確認、深層施肥の試験等を実施中です。また、平成20年11月にホームページで公開して以来、ダウンロード数が6万件を超え好評を博している、「小畦立て播種栽培技術マニュアル」の改訂版も作成予定ですので、お楽しみに!!

  • 実証ほでの播種の様子の写真

    実証ほでの播種の様子(撮影日:平成22年6月8日)
    品種:ナンブシロメ、前作:乾田直播

  • 生育中の大豆ほ場の様子の写真

    同じく8月25日の様子
    開花期は7月24日

  • 播種条直下サブソイラーの写真

    播種条直下サブソイラーの効果確認
    チゼル爪(写真円内)をハローの前に設置しました

  • 密条用小畦立て播種機の写真

    密条用小畦立て播種機

(プロジェクト推進室(水田農業) 主任専門研究員 渡邊 麻由子)

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