小畦立て播種機の改良は続く ~ 大豆の湿害回避播種技術の検討(2)
大豆小畦立て播種技術は、簡単な機構で安定して生育初期の湿害を回避できることから、岩手県内における導入面積は1,000ヘクタールを超え、さらには県外でも東北を中心に広く普及しつつあります。当センターの現地実証ほも、平成17年から設置して平成22年で6年目を迎えました。本年の実証ほは、生育も順調で10アールあたり250kg以上の収量を期待できます。
小畦立て播種機は、年々オプションを増やすなど少しずつ改良を重ねて来ましたが、本年は場内で、密条用小畦立て播種試験や播種条直下サブソイラーの効果確認、深層施肥の試験等を実施中です。また、平成20年11月にホームページで公開して以来、ダウンロード数が6万件を超え好評を博している、「小畦立て播種栽培技術マニュアル」の改訂版も作成予定ですので、お楽しみに!!
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実証ほでの播種の様子(撮影日:平成22年6月8日)
品種:ナンブシロメ、前作:乾田直播 -
同じく8月25日の様子
開花期は7月24日 -
播種条直下サブソイラーの効果確認
チゼル爪(写真円内)をハローの前に設置しました -
密条用小畦立て播種機
(プロジェクト推進室(水田農業) 主任専門研究員 渡邊 麻由子)
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