黒い犯人(ホシ)からキュウリを守る ~ キュウリ黒星病の防除試験

ページ番号2006161  更新日 令和4年11月25日

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 キュウリ黒星病は、低温・多湿を好む病気です。全国的に見ると、黒星病による被害はあまり多くないこともあり、病原菌の生態や防除法について明らかにされていない部分が多く残されています。

 岩手県では、露地栽培の夏秋キュウリで発生が多く、生育初期では芯止まり(写真C)、収穫期以降は果実の品質低下(写真D)などが問題となっています。また、近年は本病の常発地帯である県北沿岸地域のほか、県中・県南地域でも発生が拡大しており、生産現場からは黒星病の防除技術の早急な確立が求められています。

 そこで、病理昆虫研究室では、平成22年から黒星病の防除対策技術を確立するため、黒星病の発生生態の解明や防除方法を検討し、生産現場で役に立つ防除技術を確立していきます。

キュウリ黒星病の被害写真
キュウリ黒星病の被害
(A:葉の発病 B:茎、まきひげの発病 C:生長点の発病 D:果実の発病)

(環境部病理昆虫研究室 専門研究員 岩舘 康哉)

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