中国黒龍江省農業科学院植物保護研究所との研究交流(3)後編

ページ番号2006098  更新日 令和4年11月24日

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 引き続き、中国黒龍江省農業科学院植物保護研究所(徐 伟钧(Xu Weijun)所長)との研究交流についてのレポート第3弾(後編)です。

(2)植物保護研究所における病害虫防除の現状
 今や、あらゆる場面で「環境」がキーワードになっていますが、植物保護研究所における病害虫防除研究も例外ではありません。病害虫防除、雑草防除については、環境保全型農業関連の課題を中心に取り組んでいるようです。中でも、天敵の「赤眼蜂」を用いた水稲のニカメイガ、ダイズマメシンクイの防除技術の研究に重点的に取り組んでいるとのことでした。

 しかし、屋外での天敵を利用した防除技術の実用化については、解決すべき問題がまだまだあり、もう少し時間がかかりそうです。また、日本と同じように研究所内に無防除の病害虫発生予察圃場を設置し、調査を行っていました。

 次回は、いよいよ黒龍江省農業科学院との研究交流の最終回となります。今度は同院の職員が岩手県を訪れた際の模様をレポートします。どうぞお楽しみに!

キャベツの病害虫発生予察基準圃とコナガのフェロモントラップの写真
キャベツの病害虫発生予察基準圃とコナガのフェロモントラップ

(病害虫防除部病害虫防除課 主査 大友 令史)
(企画管理部研究企画室 主任専門研究員 勝部 和則)

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