簡易土壌分析システムで“誰でもカンタン”施肥設計 ~「現地ふれあい農業研究センター in 畜産研究所」を開催
平成22年12月14日、本年度第2回目となる「現地ふれあい農業研究センター」を、県農業研究センター畜産研究所(滝沢村)で開催しました。今回のテーマは、「簡易土壌分析システムを活用した誰でもできる新たな土壌診断」。盛岡及び八幡平両農業改良普及センターが主催する「施肥設計アドバイザー育成講座」との併催で、施肥設計アドバイザーの資格取得を目指す方をはじめ、100名を超えるご参加をいただきました。
まず「施肥設計アドバイザー育成講座」では、中央農業改良普及センター県域グループより、アドバイザーとして習得すべき土壌肥料、作物栄養、土壌診断に関する基礎知識等について説明が行われました。続いて、当センターと有限会社イグノスが共同開発した、簡易土壌分析システム「スキャナライザー」で得られる分析値から、稲作や野菜栽培などでの施肥設計が簡単に行える計算シートの使用方法を、生産環境研究室・大友主任専門研究員が紹介しました。
「スキャナライザー」は、盛岡管内で57台普及しているとのことで、実際に使用している皆さんからデータの読み方や土壌診断のあり方など、具体的な質問が多く寄せられ、併せてシステムへの要望もいただきました。末筆ながら、多数のご参加ありがとうございました。
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会議室の定員を超える盛況ぶりで室内は熱気にあふれていました
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「スキャナライザー」の使い方を説明する大友主任専門研究員
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「施肥判定シート」の利用方法をスライドで説明
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盛んな質疑応答が行われました
(環境部生産環境研究室 生産環境研究室長 小菅 裕明)
(企画管理部研究企画室 主任専門研究員 勝部 和則)
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