いわて純情野菜の“新戦(新鮮)力”へ ~ パプリカ8トン穫り栽培技術の確立

ページ番号2006113  更新日 令和4年11月24日

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 見た目が鮮やかで食卓に彩りを与えてくれるパプリカは、平成に入ってから輸入を開始した新顔の野菜ですが、急速に普及が進み、今では一般的な野菜となっています。

 しかし、国内で流通しているパプリカの大半は韓国を中心とした外国産であることから、国産志向の需要に応えるため、平成20年度から本県における栽培技術確立に向けた試験研究に取り組んできました。その結果、本県での栽培に適した品種(下記添付ファイル参照)や、最適なかん水および整枝・誘引等の栽培管理方法を明らかにし、10アールあたり8トン程度の収量が見込める栽培技術の確立に目処がつきました。

 また、販売額で10アールあたり320万円程度と、野菜としては高い収益性が見込めることも明らかになったため、平成21年からJAいわて中央を中心に現地での試作が始まっており、野菜の新たな有望品目として産地育成を目指しています。

  • 現地検討会の様子の写真

    現地検討会を開催(花巻市)
    (平成22年7月16日:ピーマン類の安定生産対策技術検討会)

  • 出荷時のパプリカの果実の写真

    出荷時のパプリカの果実

(技術部園芸研究室 主任専門研究員 高橋 拓也)

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