生産現場の「現在(いま)」と試験研究の「これから」への期待 ~ 農業農村指導士とセンター職員との懇談会

ページ番号2006244  更新日 令和4年12月2日

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 平成21年6月22日、農業研究センター本部(北上市)において、農業農村指導士注)と農業研究センター職員との懇談会を開催しました。

 双方からの簡単な自己紹介の後、指導士の方々より農業研究センターに解決を要望する課題について、ご提案をいただきました。提案内容に対しては、農業研究センターの各部・研究所長より、これまでの研究成果や現在の取り組み状況について説明し、昼食を挟みながら意見交換を行いました。午後は、水稲の直播栽培試験やりんどうの品種育成試験など、センター内5カ所の圃場見学を行いました。出席者の皆さんは担当者の説明に熱心に耳を傾けておられました。

 指導士の皆さんからは、「水稲の更なる低コスト生産を図るため、乾田直播栽培の技術を早期に確立してほしい」、「イブキジャコウソウを導入したが、看板を設置しての『現地実証圃』というスタイルは、地域の関心を高める上で非常に効果があった」「国産のりんどうでも“赤花”など多様な品種が登場しており、これを機にりんどうのカジュアル化に取り組んではどうか」等、貴重なご意見を数多くいただきました。当センターでは、これらの意見を参考としながら、今後の研究活動に取り組んでいくこととしております。

注)農業農村指導士(認定制度):農産物の生産をはじめ、一次産品を活用した加工・販売やグリーンツーリズム等に意欲的に取り組んでいる優れた農業者を岩手県農業農村指導士として認定し、本県の農業及び農村の一層の発展に寄与することを目的としています。

  • 懇談会の様子の写真

    県農業農村指導士協会・佐藤会長(右下)のご挨拶

  • りんどうの品種育成圃場を見学中の写真

    りんどうの品種育成圃場を見学する指導士の皆さん
    (左上は「小麦小畦立て栽培」圃場)

(企画管理部研究企画室 主任専門研究員 伊勢 智宏)

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