モォ~たまらん!?飼料米に活用できる「つぶゆたか」&「つぶみのり」デビュー

ページ番号2006245  更新日 令和4年12月2日

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 技術部作物研究室では、寒さに強く多収で、飼料用など様々な用途に利用できる、イネ新品種2種類の育成が新たに完了し、平成21年4月6日付で、品種登録出願の受理が公表されました。

新品種の概要

品種名(系統名)

栽培適地

特徴

つぶゆたか(岩南29号)」 中南部向け 倒れにくい。10アールあたり800kg以上の収量を得ることが可能。
つぶみのり(岩手85号)」 中北部向け 寒さに強い。県北部でも高い収量(10アールあたり800kg)が得られる。

栽培のポイント

  • 施肥:基肥では窒素成分を「ひとめぼれ」や「あきたこまち」より多くし、追肥は「幼穂形成期」に行います。
  • 防除:いもち病の防除(薬剤散布)は通常どおり行ってください。
  • 水管理:「つぶみのり」は倒伏を防ぐため、十分に中干しを実施しましょう。

 平成21年は、県庁 農業振興課および中央・奥州両農業改良普及センターと協力して、収量性の実証試験(花巻市・奥州市・金ヶ崎町)を実施しています。また、「つぶゆたか」の飼料稲としての特性についても調査する予定です。

  • つぶみのりの生育状況の写真

    「つぶみのり」(移植日:平成21年5月18日)

  • つぶゆたかの生育状況の写真

    「つぶゆたか」(播種日:平成21年5月1日)

成熟期のつぶゆたかとつぶみのりの写真
成熟期の「つぶゆたか」(左)と「つぶみのり」(右)
(撮影日:平成20年9月17日)

(技術部作物研究室 上席専門研究員 菅原 浩視)

このページに関するお問い合わせ

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