達増知事が生産者を激励!水稲直播の最新技術で担い手の所得確保を

ページ番号2006261  更新日 令和4年12月2日

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 平成21年5月1日、いわて直播栽培米研究会(会長:高橋信氏)が主催する播種技術講習会が、農業研究センターで開催されました。本年も多くの生産者をはじめ100名を超える参加者を迎え、直播技術への関心の高さがうかがわれました。今回は達増拓也知事が来所され、作溝同時播種装置を装着した直播田植機を自ら運転し、水田への種まきを行いました。

 知事と研究会の生産者との意見交換が行われ、生産者からは、「知事自ら直播を体験してもらい、生産者も励みになる」「直播栽培の面積を広げるためには、農地を集約して生産効率を上げなければならない」「かつての『アドバイザー制度』を復活させ、新たに取り組む生産者の指導を強化して欲しい」等の声が上がりました。達増知事は、一人々々の意見に真剣に耳を傾け、「農家の皆さんの所得向上につながるよう、技術の普及に努めていきたい」と、水稲直播栽培の普及に向け力強く激励しました。

 また、中央農業改良普及センターからは、県内の直播栽培の普及状況について、農業研究センターからは、当プロジェクトが開発した「作溝同時播種装置」や、直播栽培用の専用肥料、今回用いた非主食用の新品種「つぶゆたか(岩南29号)」の特性などについて説明を行いました。

 作溝同時播種装置の普及と今回の知事来訪が、本県の水稲直播栽培の面積拡大への追い風となることを期待しつつ、プロジェクト推進室では更なる技術開発を進めていく予定です。

  • 直播専用の肥効調節型肥料と作溝装置の写真

    直播専用の肥効調節型肥料と「作溝装置」

  • V字型の溝が刻まれた播種直後の田面の写真

    V字型の溝が刻まれた播種直後の田面

  • 自らハンドルを握り播種の実演を行う達増知事の写真

    自らハンドルを握り播種の実演を行う達増知事

  • 知事と生産者との意見交換会の様子の写真

    知事と生産者との意見交換会
    (右手前:達増知事、同右奥:瀬川農林水産部長)

(企画管理部研究企画室 主任専門研究員 伊勢 智宏)

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