桃栗三年・ぶどうは十年!? ~ ぶどうオリジナル新品種候補「岩手2号」&「岩手3号」

ページ番号2006198  更新日 令和4年11月29日

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 技術部園芸研究室では、平成21年9月下旬から10月上旬にかけて、農業研究センター、花巻市内、花巻市大迫町などで生産者、消費者、関係者を対象に、当研究室が育成中のオリジナルぶどう系統「岩手2号」と「岩手3号(エーデルロッソ)」の試食検討会を行いました。

 「岩手2号」は、黄白色の中~大粒種です。マスカット系独特の芳香が特徴で、食味が優れます。一方、「岩手3号」は赤色の中~大粒種です。寒さに強いため本県での栽培に適しており、甘みが強いブドウです。両系統とも食味や果実品質に優れるため、新品種の候補として選抜後、約10年間に渡って特性の把握や試食など様々な検討を重ねてきました。

 本年の試食アンケートでは延べ80人の方を対象に、両系統とも総合的に高い評価をいただきました。今後は、試食アンケートの結果を基に栽培特性等を考慮して、品種化について検討します。

  • 「岩手2号」の果実の写真

    「岩手2号」の果実

  • 「岩手3号」の果実の写真

    「岩手3号」の果実

(技術部園芸研究室 専門研究員 大野 浩)

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