カットフルーツでりんごの消費拡大を ~ 新品種「岩手7号」の試験販売
当センターで育成したりんご「岩手7号(紅いわて)」は、9月下旬に収穫できる、着色・食味とも良好な期待の新品種です。一般的に、りんごは皮をむくと果肉の表面が褐変して見た目が劣るため、カットフルーツなどへの利用は難しいとされていますが、「岩手7号」は同時期に収穫される他品種に比べ、皮むき後の変色が少ないことが明らかになっています。
そこで、農業研究センターと全農岩手県本部は、りんごの消費拡大が期待できるカットフルーツへの「岩手7号」の利用適性について共同で検討しています。平成21年10月上旬~中旬にかけて盛岡、北上、仙台、東京、大阪の計10会場で、「岩手7号」を使用したカットフルーツの試験販売を行いました。購入されたお客様からは、上々の評価をいただいており、今後も引き続き調査・検討を進める予定です。
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「岩手7号」の果実
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「岩手7号」を使ったカットフルーツの試験販売
(技術部園芸研究室 専門研究員 大野 浩)
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