育苗ラクラク、夏バテ回避で収量アップ ~ 抑制作型の導入による秋どりトマトの安定生産

ページ番号2006235  更新日 令和4年12月1日

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 本県におけるトマト生産は、4~5月に苗を定植し、7月下旬~8月中旬頃に収穫がピークとなる作型が中心です。そのため、安定して高い単価が期待できる9月以降の出荷量が、急激に減少することが問題となっています。

 そこで、技術部園芸研究室では、6月上~中旬に定植時期を遅らせることで、9月以降の安定した出荷が期待できる「抑制作型」によるトマトの安定生産技術の開発を目指しています。

 現在、育苗の省力化と苗質の向上のため、ペーパーポットを用いた若苗の育苗技術と、この苗を直接定植した後のかん水・施肥等による生育をコントロールできる栽培技術の試験を行っており、少しでも早く「いわて版」のトマト抑制作型を確立できるよう、研究に取り組んでいます。

  • ペーパーポット育苗のトマト苗の写真

    ペーパーポット育苗

  • ハウスへの定植後の様子の写真

    ハウスへの定植後の様子

(技術部園芸研究室 主任専門研究員 高橋 拓也)

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