5個のリンゴに千の目の熱視線! ~「第56回全国リンゴ研究大会」が開催されました
平成21年9月3・4日の両日、岩手県において第56回全国リンゴ研究大会が開催されました。「明日を拓くわい化栽培技術を目指して ~ 誰にもやさしく楽々栽培の追求」というテーマのもと、全国各地から約750人が参加する大きな大会で、内容は、1日目が盛岡市内での研究発表や事例発表、2日目が当センターを含めた県内4カ所の園地視察となりました。
2日目の園地視察は3班に分かれ県内を移動し、農業研究センターには1班あたり150~200人の視察者が訪れました。当日は当センター職員のほか、岩手県果樹協会、地方振興局の職員の方々にもお手伝いをいただきました。当センターの視察園地の見所は「JM7台木を利用した低樹高仕立て法のせん定試験区」と、「リンゴ単植園と授粉専用品種の栽培試験区」です。
視察者は、良く肥大した岩手県オリジナル品種の「黄香」や、低樹高のせん定試験区を見学しましたが、最も注目を集めたのは、たった5果しか結実していない県オリジナル新品種の「岩手7号(紅いわて)」でした。「岩手7号」の小さな樹の周りには、毎回大きな人だかりができ、職員は貴重な5果のリンゴを守るのに精いっぱい、という一幕もありました。
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視察圃場(センター本部内・樹園地)
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視察者の注目が集まった「岩手7号」
(技術部園芸研究室 果樹チーム長・主任専門研究員 高橋 司)
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