斑点米被害を軽減しよう! ~ 集落ぐるみで水田畦畔の雑草管理

ページ番号2006225  更新日 令和4年12月1日

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 斑点米カメムシ類は水稲の害虫で、米の汁を吸った跡が玄米に黒い斑点として残るため品質を損ね、米の等級を下げてしまいます。これらは出穂前、主に水田畦畔や農道等のイネ科植物を住み処とするため、水稲の生育期間を通じて畦畔の雑草管理を行うことが、斑点米の被害軽減に効果的です。

 病害虫防除課では、花巻市石鳥谷町にある八幡1区農業生産組合の皆さんと連携し、斑点米被害を軽減するための畦畔雑草の管理体系について、実証・検討しています。平成21年5月末から畦畔の雑草管理を始め、カメムシ類の密度はこれまでのところ低く推移しています。

 7月22日の早朝、組合の皆さんで水稲出穂前の畦畔雑草の除草を行いました。畦畔への除草剤散布について注意すべきポイントを確認した後、水稲に飛散しないようていねいに除草剤を散布しました。今後は、水稲の穂揃期前後に、組合の皆さんとカメムシ類のすくい取り調査を行い、発生状況を確認していくこととしています。秋には真っ白なお米が収穫できますように!

  • 畦畔に除草剤を散布する様子の写真

    畦畔に除草剤を散布

  • 防除のポイントについて説明中の写真

    防除のポイントについて説明中

(病害虫防除部病害虫防除課 技師 斎藤 真理子)

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