「生き物調査」で消費者との交流を ~ 田んぼの生き物の多様性を評価する(2)
当プロジェクトでは、県内の水稲主産地である奥州市の、慣行栽培、特別栽培(減農薬・減化学肥料栽培)、有機栽培という異なった栽培方法の水田とその周辺で、いつ、どのような生物が見られるかを調査しています。
平成21年7月4日、調査でお世話になっている農家の有機栽培圃場で「いわて生協産直米交流会」が行われ、一関地方の消費者の皆さんとともに、水田とその周辺の生き物調査を実施しました。今回は、調査の様子を写真を中心にご紹介します。
当日はあいにくの小雨模様となりましたが、約15名の参加者といっしょに、2時間ほどで水田や周辺の水路から、ドジョウやオタマジャクシ、ガムシ、タイコウチ、コオイムシなど、さまざまな生き物を採集しました。参加者からは、「見たことがない生き物がたくさんいた」「田んぼにもいろいろな生き物がすんでいることがわかってよかった」などの感想をお聞きしました。
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「調査スタート」
子供も大人も思い思いに網を振って採集にチャレンジ -
「水生昆虫のいろいろ」
左上:ガムシの仲間、中央上:タイコウチ、中央下:コオイムシ -
「何が捕れたかな?」
調査後、採集した生き物について研究員が説明をしました -
調査が終わる頃には天気が回復し羽化したてのトンボが多数見られました
(プロジェクト推進室(特栽・有機) 専門研究員 佐藤 千穂子)
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