今年のイネの生育はどうかな? ~ 作況調査で解析します!

ページ番号2006239  更新日 令和4年12月1日

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 技術部作物研究室では、県北農業研究所の作物研究室と協力して、毎年イネの「作況調査」を実施しています。作況調査とは、イネを調査・観察して、気象などが生育にどのような影響を与えているかを解析するもので、平年の生育との比較データなどの情報を、関係機関に随時提供しています。

 田んぼでの調査は、毎月5のつく日に草丈・葉齢(葉っぱの枚数)や茎数(どのぐらい分げつ(分枝=枝分れのこと)しているか)を測定します。調査の際、新しく出てきた葉っぱにマジックペンで何枚目かを記しておき、葉齢がわかるように工夫しています。今の時期は、分げつが最も盛んに増えるので、茎数を数えるのもひと苦労です。

 現在は、田んぼでの調査が中心ですが、イネの穂が出た後は、籾の大きさや、玄米や籾の重さを10日ごとに測ったりと、作柄の解析に必要な調査を行う予定です。次回は、穂が出た頃の調査を紹介します。本年も天候に恵まれ、豊作になりますように!

  • 生育調査の様子の写真

    生育調査の様子(直播(ちょくは)試験)

  • 葉数の数え方のイメージ図

    葉齢をつけた株を掘り上げてみると……?
    葉っぱの脇から次の葉っぱの先端が現れたら分げつにカウントします

(技術部作物研究室 専門研究員 及川 あや)

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