水稲直播の安定化による低コスト稲作(2)~ 好天の恵み+技術の進歩=岩手の水稲直播は順調です!

ページ番号2006295  更新日 令和4年12月7日

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 5月1日に開催した「直播栽培講習会」を皮切りに、平成20年の岩手の水稲直播はスタートしました。本年は特に、直播栽培への生産者の関心も高まっており、県内の栽培面積も過去最高の205ヘクタールに達しています。本年の天候は、5月中~下旬および8月中~下旬に、一時的に気温が低く推移しましたが、全体としては順調に推移し、十分な生育量を確保したことから豊作が期待されます。

 岩手県農業研究センターでは、本年度3ヘクタールほ場を利用して「超省力・低コスト稲作の実証」や「収量安定化のための新肥料の実用化試験」などに取り組んでいます。9月5日には直播現地巡回を開催するなど、生育状況の確認や実施上の課題について、現場と密に連携をとりながら進めています。

 当プロジェクトでは、本年度実施している試験結果をとりまとめ、翌年度の技術情報として現場へつなげながら、収量安定化や低コスト稲作を支援していきます。

超省力低コスト栽培実証ほ場の写真
3ヘクタールほ場での超省力低コスト栽培実証ほ場
左から入水直後(6月12日)、分げつ盛期(7月7日)、登熟期(9月11日)
  • 直播現地巡回の様子の写真

    直播現地巡回の様子
    (撮影日:平成20年9月5日)

  • 検討会の様子の写真

    検討会の様子(同日)

(プロジェクト推進室(水田農業) 主任専門研究員 伊藤 勝浩)

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