「稲発酵粗飼料(ホールクロップサイレージ)への取り組み」(1)~ もち米給与でコストダウン&おいしさアップ

ページ番号2006319  更新日 令和4年12月7日

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 トウモロコシなど家畜飼料の価格が高騰する中、県内でも飼料米やイネホールクロップサイレージへの取り組みが広がってきています。

 プロジェクト推進室では、イネのホールクロップサイレージの生産技術について、生産環境研究室や畜産研究所家畜飼養・飼料研究室と共同で研究を進めています。低コストで多収生産を実現するため、堆肥の利用や効果的な雑草防除について、紫波町の現地試験圃を中心に調査を行っています。また、サイレージの品質確保のための栽培についても明らかにしたいと考えています。

 紫波町の現地圃場で使用している品種は「ヒメノモチ」と「もち美人」です。平成20年度は、移植圃場と直播圃場を設けて試験を行っています。このモチ性イネのサイレージを給与されて生産された牛肉は、「もちもち牛」として販売され、Aコープや、紫波町内の農産物直売施設及び数件の飲食店で提供されています。ぜひ一度ご賞味あれ。

  • 直播栽培試験での播種の様子の写真

    直播栽培試験での播種の様子(紫波町)

  • ホールクロップサイレージの収穫作業の様子の写真

    ホールクロップサイレージの収穫作業

(プロジェクト推進室(水田農業) 主任専門研究員 渡邊 麻由子)

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