夏場のほうれんそう生産の「V字回復」を目指して ~ 県北農業研究所公開技術セミナーを開催
平成20年6月26日、ほうれんそうに関する「県北農業研究所公開技術セミナー」を開催しました。当日は、県内のほうれんそう主産地から、生産者、JA、市町村、地方振興局、普及センターの担当者等32名が参加しました。
今回は、「ほうれんそう主要病害虫の耕種的防除法の開発」と題して、藤沢巧・主任専門研究員が、ビニール被覆によるホウレンソウケナガコナダニの被害軽減技術と、輪作によるホウレンソウ萎ちょう病対策について、最新の研究成果や試験の内容について解説し、栽培試験中のほうれんそうハウスを公開しました。また、小川勝弘・農業経営研究室長より、「本県産ほうれんそうの競争ポジショニングと振興方向」と題して、本県産ほうれんそうが抱える課題と今後目指すべき方向について情報提供がありました。
最後に、生産現場での課題について各産地から報告をいただき、課題解決のために必要な試験研究要望等についても、非常に活発な意見交換が行われました。特に、夏場の高温による様々な障害を、関係機関が一丸となって克服し、市場における「岩手産ほうれんそう」の評価の向上を目標とすることで共通認識が図られました。
-
ほうれんそう試験ハウス
-
活発な意見交換会
(県北農業研究所園芸研究室 園芸研究室長 佐藤 正昭)
このページに関するお問い合わせ
岩手県農業研究センター 県北農業研究所 果樹・野菜研究室
〒028-6222 岩手県九戸郡軽米町大字山内23-9-1
電話番号:0195-47-1074 ファクス番号:0195-49-3011
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。