シリーズ・研究室紹介(5)~ 酪農経営を支える二本の柱
平成20年4月より、それまで家畜飼養研究室と飼料生産研究室とに独立していた2つの研究室を統合し、「家畜飼養・飼料研究室」として新設されました。
畜産、特に酪農経営では、粗飼料自給率の向上を図り飼料費の低減による安定した経営が求められています。自給飼料の中でもトウモロコシは、栄養価が高く単位面積あたりの収穫量が多いことから、その栽培面積の拡大が課題となっています。
当研究室の「飼料グループ」では、「トウモロコシとライ麦の2作体系」と「トウモロコシの播種・栽培と収穫調製」のテーマを中心に取り組んでいます。
「飼養グループ」では、各種自給粗飼料を実際に試験牛(搾乳牛)に給与し、「その消化率および泌乳量と成分に与える影響」についての検討しています。さらに、泌乳量と成分に直接影響を及ぼす「乳房炎」の予防技術や「環境に優しい酪農経営を目指した尿中の窒素とカリウムの低減技術の確立」に取り組んでいます。
【私たちが担当します】

(前列左から3人目:菊池室長)
(畜産研究所家畜飼養・飼料研究室 室長 菊池 雄)
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