環境にやさしい農業の生物への影響を評価する(1)

ページ番号2006329  更新日 令和4年12月7日

印刷大きな文字で印刷

 近年、化学合成された肥料や農薬の使用量を少なくし、なるべく環境へ負荷をかけない農業(環境保全型農業)が注目され、岩手県内でも取り組み事例が増えています。しかし、このような取り組みによって、慣行の栽培法に比べて生息している生き物の種類や数がどのように異なってくるか、という点については、あまり詳しく分かっていません。

 そこでプロジェクト推進室では、県内の水稲主産地のE地域において、慣行栽培、減農薬・減化学肥料栽培、有機栽培という異なった栽培法を行っている水田を対象に、栽培期間を通じてどのような生き物が見られるかという調査を行っています。

 これは、水田やその周囲に見られる生き物の種類や数によって、「環境にやさしい農業」が周囲に与える影響の度合いを評価する方法を開発しようとするものです。平成20年度は、調査初年度ということもあり、どのような生き物が見られるかは未知数ですが、随時その途中経過をお知らせしていきたいと思います。

水田における生き物調査の様子の写真
水田における生き物調査の様子

(プロジェクト推進室(特栽・有機) 主任専門研究員 細川 健)

このページに関するお問い合わせ

岩手県農業研究センター 生産環境研究部 病理昆虫研究室
〒024-0003 岩手県北上市成田20-1
電話番号:0197-68-4424 ファクス番号:0197-71-1085
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。