シリーズ・研究室紹介(2)~ いわての和牛改良をリードします
種山畜産研究室では、最新の育種・繁殖技術を応用した黒毛和種の改良事業に取り組んでおり、主な業務は次の3つです。
- 黒毛和種優良種雄牛の造成
- 凍結精液の安定生産と供給
- 肉用牛育種改良情報の収集、分析、発信
優良種雄牛の造成は、県内で飼育されている繁殖牛の中から遺伝的能力(枝肉の重量や「サシ」の入り具合など)の高い雌牛を選び、それに基幹種雄牛を指定交配し、その産子を選抜するシステムからなっており、多くの生産農家の協力のもとに実施されております。このため、農家が所有している繁殖牛の育種価注)など、改良に関する情報を正確かつ迅速に伝えることも大きな仕事です。
また、改良に当たっては、胚移植技術やDNA分析による遺伝的疾患の有無、肉の「旨み」に関与する量的形質遺伝子座を選定指標として加味するなど、より科学的な手法による改良、優良種雄牛造成を目指しています。
注)育種価:個体の血統情報とその個体との血縁関係にある肥育牛の枝肉成績から推定した値
【私たちが担当します】
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研究室スタッフ
(前列中央:山田次長兼研究室長) -
研究室ロゴマーク「種山印」
(畜産研究所種山畜産研究室 次長兼種山畜産研究室長 山田 和明)
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