水稲直播の安定化による低コスト稲作(1)~ 湛水直播技術を実技で学ぶ
平成20年5月1日、いわて直播栽培米研究会(会長:高橋信氏、事務局長:盛川周佑氏)が主催する技術講習会、農業研究センターで開催されました。多くの生産者や県立農業大学校、花巻農業高校の学生ら約120名が参加し、本技術に対する関心の高さがうかがわれました。
講習会では、プロジェクト推進室(水田農業)の伊藤勝浩・主任専門研究員の指導により、1ヘクタール圃場で「どんぴしゃり」を用いた湛水直播機の実演を行いました。播種や水管理の留意点、カルパー(酸素供給剤)の種もみへの粉衣の仕方など、具体的な技術について理解を深めました。また、中央農業改良普及センターから、パンフレット「水稲直播栽培にチャレンジ」や最新の試験研究成果などの資料を配布し、技術の徹底を呼びかけました。
プロジェクト推進室(水田農業)では、水稲直播で10アール当たり510kg以上の収量が安定して得られるよう、新たな播種技術の開発に集中的に取り組んでいます。また、新技術の速やかな普及を図るため、いわて直播栽培米研究会をはじめ、生産者と協力して現地実証試験を実施しています。
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湛水直播機の実演
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技術のポイントを説明する伊藤主任専門研究員(右端)
(プロジェクト推進室(水田農業) 主任専門研究員 伊藤 勝浩)
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