「大豆小畦立て播種栽培技術の開発・普及」により県事績顕著者表彰を受賞

ページ番号2006287  更新日 令和4年12月5日

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 農業研究センタープロジェクト推進室(水田農業)および技術部作物研究室では、「大豆小畦立て播種栽培技術」を開発し、短期間のうちに生産現場への普及を行い、本県の水田大豆の生産振興に貢献した事績により、平成20年度岩手県職員表彰の事績顕著者表彰を受賞しました(平成20年10月29日、於・岩手県民会館(盛岡市))。

 大豆は、食糧自給率の向上や地場の農商工連携を図る上で重要な品目ですが、水はけの悪い水田では湿害に弱く、収量が低下するという大きな問題を抱えていました。そこで、農業研究センターでは平成17年度から湿害を回避するための技術開発を進めてきました。

 本技術の開発にあたっては、生産者、普及、研究の三者が一体となり、実経営規模での現地実証に取り組む、という斬新な手法を取り入れたことで、研究開始から3年間という短期間で技術開発と生産現場への速やかな普及を実現しました。

 これらの努力により、本年は本県の水田大豆のうち、作付面積にして約4分の1(846ヘクタール)に本技術が導入されており、今後も更なる普及拡大が見込まれることから、水田大豆の安定生産に向けてより一層の貢献が期待されています。

受賞者の集合写真
受賞者集合写真
(後列左から)井村主査、小黒澤技能員、渡邊主任専門研究員
(前列左から)高橋主任専門研究員、及川プロジェクト推進室長、佐々木作物研究室長

(企画管理部研究企画室 主任専門研究員 伊勢 智宏)

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