おいしく元気なブランド「黒豚」を育てるために

ページ番号2006346  更新日 令和4年12月13日

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 近年、おいしく高品質な豚肉の生産が求められ、各地で独自の品種交配や飼育管理による特色あるブランド豚が生産されています。豚には様々な品種がありますが、そのなかでもおいしいと評価が高いのが「黒豚」と呼ばれているバークシャー種で、県内でもこの黒豚が生産されています。黒豚は、純粋なバークシャー種同士の交配によって生まれた豚であるため、純粋種同士の交配が続くと血縁が濃くなり、産まれる子豚の数が減ったり体質が虚弱になりやすいなど、生産性の悪化を招くことが心配されます。

 そこで家畜育種研究室では、県内で飼養されているバークシャー種の血縁関係を調査し、近親交配を回避するための交配情報を提供する予定です。また、平成19年3月に大分県からバークシャー種雄豚3頭、雌豚5頭を導入し、新たな血が入った子豚が続々と生まれています。この子豚の発育性や産肉性等を調査・評価しながら「おいしく」「強い」種豚の資源づくりに努めていきたいと考えています。

  • バークシャー種の雄種豚の写真

    バークシャー種の雄種豚

  • バークシャー種の子豚の写真

    バークシャー種の子豚

(畜産研究所家畜育種研究室 専門研究員 佐々木 直)

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