現地ふれあい農業研究センター「切り花流通段階における鮮度保持技術」を開催

ページ番号2006349  更新日 令和4年12月13日

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 平成19年11月21日、一関市の磐井農業共済組合(NOSAI磐井)において、現地ふれあい農業研究センター「切り花流通段階における鮮度保持技術について」を、一関地域の花き生産者や関係機関の職員等あわせて56名の参加を得て開催しました。

 一関地域は、小ぎくの販売額が県内第1位である他、りんどうなど花きの生産が盛んな地域です。今後、産地としての力をさらに強めるため、切り花の鮮度と品質の向上を図るべく的確な対策を講じる必要がある、との地元の要望を受けての開催となりました。

 はじめに、一関農業改良普及センターから今回のテーマ選定の趣旨について説明が行われました。続く話題提供では、JA全農いわて、中央農業改良普及センターおよび農業研究センターの担当研究室より最新の調査事例や研究データ、技術対策などについて説明が行われました(各テーマの内容については、下表をご参照ください)。

話題提供のテーマ一覧

テーマ

主な内容

担当部所

県内における花き鮮度保持事例
  • 県内JAでの鮮度保持対策への取り組み状況と今後の方向
JA全農いわて
県内りんどう農家での収穫出荷調製作業実態
  • 水揚げ時間の違いによる切り花りんどうの日持ち調査試験

中央農業改良普及センター 県域普及グループ
りんどうの鮮度保持(花もち性向上)技術の試験概要
  • 花もちに影響する特性値の特定

  • 花もち性を向上させる技術の探索

生産環境部 保鮮流通技術研究室
小ぎくの作期拡大試験
  • 挿し穂冷蔵+エスレル処理による作期の長期遅延

園芸畑作部 花き研究室

 これを機に、農業研究センターとしても更なる技術開発を進めるとともに、農業改良普及センターや各関係機関と連携を深め、適切な情報発信に努めていきたいと思います。

  • 小ぎくの作期拡大技術について説明中の写真

    花き研究室・千葉主任専門研究員(右奥)より「小ぎくの作期拡大技術」について説明

  • 総合討議の様子の写真

    生産者の方々との質疑応答(総合討議)

(企画経営情報部企画情報室 主任専門研究員 伊勢 智宏)

このページに関するお問い合わせ

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