お寿司屋から“なみだ”が消える日!? ~ 病害虫からわさびを守れ

ページ番号2006357  更新日 令和4年12月13日

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 水わさびは、「わさび田」と呼ばれる澄んだ流水の中で栽培するため農薬が使用できず、病害虫発生時の対策が全国的な問題となっています。このため、平成18年度から3ヵ年計画で、静岡県、長野県、島根県、静岡大学および静岡県わさび協議会と共同で「環境に配慮したワサビにおける総合的作物管理システムの確立」の研究を行っています。

 病理昆虫研究室では、現地で最大の問題となっている「アブラムシの防除方法の開発」を担当し、平成18年度の研究成果として「生物農薬(ナミテントウ)を利用したワサビのアブラムシ防除」を公表しています。

 平成19年10月2~3日、農業研究センター・本部と遠野市宮守町を会場に検討会を開催し、各県における取り組み状況の検討を行いました。現地検討を行った宮守わさびバイオセンターと生産者のわさびハウスでは、多くの参加者が本県でのわさびの栽培様式に高い関心を示しておりました。

  • わさびハウス視察の様子の写真

    宮守町におけるわさびハウス視察

  • ハウス内の「わさび田」の様子の写真

    ハウス内の「わさび田」の様子

(病害虫部病理昆虫研究室 主任専門研究員 藤沢 巧)

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