簡単・安全・低コスト!「牛用受精卵移植器『モ3号』」の販売開始

ページ番号2006380  更新日 令和4年12月13日

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 畜産研究所家畜工学研究室で考案した牛用の「受精卵簡易移植器」が、平成19年7月より販売開始されています(特許第4111523号)。この移植器は、従来のものに比べ以下のようなメリットがあります。

  • 子宮頚管注)を広げる作業と受精卵の移植を同時に行えるため、短時間で作業を完了できる
  • 技術者間による技術レベルの差を小さくし、受胎率の向上が図られる
  • ステンレス製のため、洗浄・滅菌による繰り返しの利用が可能

 なお、具体的な使用方法や販売元・価格等については、下記添付ファイルにて別途紹介していますので、そちらをご覧ください。

注)子宮頚管:子宮の入口にあたり、受精卵の通り道となります。お産を経験したことのない牛は、特にこの管が細くなっているため、それを広げる際に出血や細菌感染が起こり、受胎率が低下する大きな要因となっています。

  • 受胎率向上効果を示すグラフ

    簡易移植器(拡張型)を用いたダイレクト胚移植法の受胎率向上効果

  • 移植器先端部の拡大写真

    移植器先端部の構造

(畜産研究所家畜工学研究室 専門研究員 福成 和博)

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