簡単・安全・低コスト!「牛用受精卵移植器『モ3号』」の販売開始
畜産研究所家畜工学研究室で考案した牛用の「受精卵簡易移植器」が、平成19年7月より販売開始されています(特許第4111523号)。この移植器は、従来のものに比べ以下のようなメリットがあります。
- 子宮頚管注)を広げる作業と受精卵の移植を同時に行えるため、短時間で作業を完了できる
- 技術者間による技術レベルの差を小さくし、受胎率の向上が図られる
- ステンレス製のため、洗浄・滅菌による繰り返しの利用が可能
なお、具体的な使用方法や販売元・価格等については、下記添付ファイルにて別途紹介していますので、そちらをご覧ください。
注)子宮頚管:子宮の入口にあたり、受精卵の通り道となります。お産を経験したことのない牛は、特にこの管が細くなっているため、それを広げる際に出血や細菌感染が起こり、受胎率が低下する大きな要因となっています。
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簡易移植器(拡張型)を用いたダイレクト胚移植法の受胎率向上効果
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移植器先端部の構造
(畜産研究所家畜工学研究室 専門研究員 福成 和博)
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