岩手の畜産を担う受精卵移植師のタマゴを送り出しました!

ページ番号2011080  更新日 令和6年9月30日

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 令和6年8月26日から9月17日まで、畜産研究所にて「牛の家畜体内受精卵移植に関する講習会」が開催されました。

 この講習会は、家畜人工授精師が牛の受精卵移植に必要となる受精卵移植師の資格を取得するための講習会で、都道府県が開催していますが、毎年開催しているのは、東北では本県だけであり、県内外の受講生を受け入れています。

 本年は8名が受講し、受精卵の生理と形態や受精卵移植の概論などの学科を学んだ後、受精卵の扱い方や凍結方法、移植手技などの技術習得に挑みました。

 実習では、と体子宮を使った練習を経て、牛への移植に挑み、人工授精との違いに戸惑いながらも移植技術を習得しました。また、小さい卵子(直径0.15mm)の扱いに、初めのうちは苦戦しつつも、徐々に上達し、最後は夢中になって取り組む姿が印象的でした。

 本講習会で資格を取得した皆さんが、新たな受精卵移植の担い手として、農家の所得向上と本県の家畜改良のために活躍してくれることを期待しています。

  • と体子宮で注入練習中の写真

    と体子宮で注入練習(表情は真剣そのもの!)

  • 県有種雄牛のパネルを掲げての記念撮影写真

    期待の県有種雄牛「菊美翔平」と「福太郎3」のパネルを掲げて記念撮影

(畜産研究所家畜育種研究室 専門研究員 池原 遊人)

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