未来の畜産を担う後継者育成に向けて ~ 農業大学校の学生研修を受け入れました
外山畜産研究室では、令和6年9月13日、県立農業大学校畜産学科肉畜経営科の1年生8名の研修を受け入れました。
午前中は、当室が生産者から牛を預かり管理・運営している県営小石川牧場において、日本短角種の種雄牛1頭と母子約60頭が放牧されている牧区で、牛の個体確認作業を体験してもらいました。作業後には、放牧されている牛たちを用いて実施した研究課題「日本短角種における自然交配時の分娩時期の推定」について、青空勉強会を行いました。
午後は、当室の牛舎や施設において、これまで成果として公表した「黒毛和種の冬季屋外飼養技術」を紹介したほか、現在実施中の研究課題「黒毛和種哺乳子牛のICT機器利用による早期異状発見技術の確立」の取組状況を見学してもらいました。
子牛・育成牛の管理技術について、農業大学校の飼養方法と比較しながら学習する学生達の、肉用牛に向き合う真剣な姿勢と学習意欲から、未来の畜産の担い手に大きな期待を感じる一日となりました。
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放牧牛の個体確認作業を体験
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哺育牛の飼養管理について学習
(畜産研究所外山畜産研究室 主査専門研究員 伊藤 孝浩)
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