作業技術研究会(夏期)が岩手県で開催されました
令和6年8月21日~22日に、令和6年度東北農業試験研究推進会議・作業技術研究会(夏期)が、農業食料工学会東北支部会と合同で開催されました。研究会の開催にあたり、現地見学会については県北農業研究所と生産システム研究室が主に準備を進めてきました。
1日目に盛岡市の東北農業研究センターを会場として開催された合同シンポジウムには、東北各地の試験研究機関及び大学等から約60名が参加しました。「多様化する環境に対応するスマート農業技術の現状と課題」をテーマに、岩手県庁の農業普及技術課他3名の講演の後、テーマに係る各県の現状と課題について意見交換を行いました。
2日目の現地見学会では、二戸市の農事組合法人金田一営農組合を訪問し、五日市組合長によるスマート農業技術活用に関する事例紹介の後、大豆のドローン薬剤散布作業を視察しました。その後、県北農業研究所に移動し、スマート農業実証試験の状況を小野寺主任専門研究員から紹介するとともに、「たかきび」栽培における自動操舵機械による除草作業を実演しました。全国でも珍しい雑穀分野の研究でもあったことから、熱心な質問が相次ぎ、参加者からも好評のうちに終えました。
今後の研究会は、本年度の冬期も盛岡市、令和7年度の夏期は宮城県で開催予定です。引き続き、国・各県と連携しながら試験研究に取り組んでいきます。
-
大豆のドローンによる薬剤散布
(金田一営農組合) -
たかきびの自動操舵機械による除草
(県北農業研究所)
(生産基盤研究部生産システム研究室 専門幹研究員 八重樫 耕一)
このページに関するお問い合わせ
岩手県農業研究センター 生産基盤研究部 生産システム研究室
〒024-0003 岩手県北上市成田20-1
電話番号:0197-68-4413 ファクス番号:0197-71-1081
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。