奥州地域のピーマンでのモニタリングデータ活用スタディクラブ

ページ番号2010988  更新日 令和6年8月19日

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 農業経営研究室では、県内有数のピーマン産地である奥州市で、JA岩手ふるさと、奥州農業改良普及センター、県南広域振興局農政部、農業普及技術課農業革新支援担当と連携し、施設園芸でのモニタリングやデータ活用を定着させるために、生産者がどんな知識や技術を習得したらよいか、関係機関がどう支援すべきか現地検証しています。

 モニタリングデータ活用に興味を持っているピーマンの若手生産者5名のグループで、環境モニタリング、収量調査、尻腐果発生量調査、毎月1回の勉強会等を行っています。

 勉強会では、月に1回、持ち回りで生産者の圃場を会場にし、植物生理の学習とモニタリングデータを使った栽培の振り返りを行っています。また、モニタリングデータと実際の生育状況との関連性を学ぶことで、データを自分の栽培に活用する手法を習得しています。さらに、定期的に集まり、生産者同士で意見交換することで、技術向上やモチベーションの向上・維持につながっています。

 最終的には、生産者自身がデータを活用して振り返りや課題解決する方法を習得できるよう取り組んでいきます。

  • 意見交換の様子の写真

    お互いの圃場を見ながら意見交換

  • 勉強会で使用したデータのグラフ

    勉強会の資料(一部を抜粋)

(企画管理部農業経営研究室 主査専門研究員 及川 奈実絵)

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