県北地域の雑穀は順調に生育しています!
令和6年8月6日、一戸町五穀会の事業として「雑穀栽培圃場巡回研修会」が実施されました。県北農業研究所も出席し、会員の方々と圃場を巡回しながら、雑穀の生育について目合わせと意見交換をしました。
研修会では一戸町各地域におけるあわ、きび、たかきび、アマランサス等の栽培圃場を巡回しました。品目を問わず雑穀の生育は良好で、病害虫の発生も少ない様子がうかがえました。また、県北農業研究所で育成し、令和4年度に県の奨励品種となったあわ新品種「いわてあわこがね」も順調な生育を見せていました。
令和6年度は春からおおよそ高温傾向で推移していることに加えて、5月下旬以降からは断続的に一定量の降雨が確認されており、雑穀の生育にとって好適な環境であったと考えられ、今後の豊作が期待されます。高温傾向によって雑穀の生育は例年よりも早く進んでいるため、収穫物の品質低下や脱粒による収量減少を避けるためにも、子実の登熟程度を確認しながら適期収穫に努めるようにしましょう。
県北農業研究所では県内での雑穀作付面積拡大に向けて、今後も栽培技術の開発・支援を行っていきます。
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あわ新品種「いわてあわこがね」
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きび圃場での目合わせの様子
(県北農業研究所作物研究室 主任専門研究員 福田 拓斗)
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