水稲新品種「岩手141号」の普及に向けた栽培研修会が開催されました
県北地域を中心に作付け拡大が見込まれる水稲うるち品種「岩手141号」の円滑な普及に向けた栽培研修会が、二戸地方農林水産振興協議会の主催で令和6年6月28日に開催されました。当日は、軽米町と九戸村に設置された「岩手141号」モデルほ場に二戸地域の水稲生産者と関係機関が参集し、当研究所からは「岩手141号」の形態的特性と収量、品質、食味評価を中心に紹介しました。参加者から「多肥栽培でも倒伏しないか?」「稚苗でも栽培できるか?」等の多くの質問があったほか、モデルほ場担当農家から「浸種・催芽の工程で芽が出やすいと感じた」「苗が伸びやすいので適切な育苗方法を示して欲しい」等の要望や感想も述べられました。
現在、当研究所では、「岩手141号」の安定生産に向けて作期苗質や肥培管理に関する試験を実施していますが、育苗方法に関する試験は未実施のため、新たに取り組む必要性が感じられました。引き続き、現場のニーズに応えられるよう試験研究に取り組んでいきます。
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栽培研修会の様子(軽米町)
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同(九戸村)
(県北農業研究所作物研究室 専門研究員 佐々木 貴法)
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