種雄牛選抜の最終関門 ~「産肉能力検定(現場後代検定法)」がスタート(後編)
「光乃雲(みつのぐも)」号、「勝美国(かつよしくに)」号及び「真里隼(まりはや)」号の産子を肥育農家に引き渡す「現場後代検定調査牛あっせん会」が、令和6年4月12日、5月7日、同10日にそれぞれ開催されました。あっせん会では、発育や候補種雄牛から受け継いだ体型的な特徴などが確認されました。
調査牛の中には、県立花巻農業高等学校で生産された子牛(「真里隼」号産子)が含まれ、発育良好で管理が行き届いた状態から、生徒の皆さんの牛に対する愛情が感じられ、将来の担い手として頼もしい限りでした。
当研究室でも、調査牛計17頭(種雄牛ごとに5~6頭)を肥育します。調査牛は、感染予防のワクチン接種、抗生剤及びビタミン剤の投与、角突きによるケガ防止ための除角等を済ませ、元気いっぱいに過ごしています。
調査牛は、およそ2年間肥育されますので、枝肉重量等の成績は、令和8年春頃にお知らせします。どの牛が基幹種雄牛として選抜されるか、待ち遠しいです。
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将来の担い手、花巻農業高校の生徒たち
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検定中の「光乃雲」産子の調査牛たち
(畜産研究所種山畜産研究室 技師 佐々木 優希)
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